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<幻想的な猿島へ!子供と日帰り観光>行き方は?できることと楽しみ方

休日に十代の子供とレジャーでお出かけしようと考えた時、行く場所を悩みませんか?私はお出かけ先を決める時、次のポイントを考えます。

  • 自然と触れ合える
  • 文化や歴史など、何かの学びがある
  • 体力を使ったり、身体を動かしたりできる
  • 子供はワクワクして、大人は癒しがある

この中から1つでも当てはまればグッド。複数あるなら万々歳。といったところなのですが、なんとこれらの要素すべてが揃っている場所があったんです!

それは、神奈川県横須賀市にある猿島!!

母ちゃん
母ちゃん

先日初めて猿島へレジャーに行きました。

事前に調べたことが役立ったので、私もこれから行く皆さんのお役に立てる情報を体験談交えてご紹介します。

猿島とは?

猿島の公式サイトには次の説明があります。

東京湾に浮かぶ唯一の自然島であり、湾内最大の無人島、猿島。かつては東京湾を守る要として砲台と弾薬庫のある“要塞の島”であったこの島は、現在では島内を自由に散策することができ、当時のままの姿で残された歴史遺産と、ありのままの自然が融合した、他に類を見ない独自の風景を楽しむことができます。

引用:猿島公式サイト「見る」

無人島という響きは子供はもちろん、大人でも高まるものがありますよね。そして猿島の魅力は自然の豊かさばかりでなく、歴史的な建造物が残るところ。

幕末には標高約40メートルの現在は展望台になっている場所に、日本初の台場が築かれました。台場とは砲台を置く場所です。

その後、明治時代にはフランスやオランダなど西洋の技術を取り入れた兵舎や弾薬庫などが築かれました。

当然今は使われていないわけですが、朽ちかけたレンガ造りの建造物に木々が絡み合い、なんとも幻想的な風景を見ることができます。

その様子はまるで『天空の城ラピュタ』の世界のようだと、SNSでも話題になったほどです。

猿島へのアクセス

島なので行く手段は船一択。船の発着場所は、京急線 横須賀中央駅から徒歩約15分の「三笠ターミナル」です。

自家用車で行った母ちゃん一行は乗船場のすぐ隣にあるコインパーキング三笠公園駐車場に停車しました。

カーナビへの入力住所:神奈川県横須賀市小川町27-10

母ちゃん
母ちゃん

近隣には有料駐車場が他にもありますが、一番近いここが満車だと焦ってしまうので、出航時間に対して余裕を持って到着できるといいですね。

横須賀市役所前の駐車場「ぴぽ320」では、係員または受付に猿島航路の半券を提示すると割引があります。

船の運航時間はこちら

猿島行きの渡船は【夏期:3/1~10/31】9:30~16:30間の毎時30分に毎日出航しています。(2023.6.24現在)

●猿島行き(往路)夏期ダイヤ:9:30、10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、16:30 計8本ですね。

冬期ダイヤ【11/1~2/28】では、16:30の便が減便されて、計7本になります。

三笠ターミナル行きの帰りの渡船は【夏期:3/1~10/31】9:45~17:00間の毎時45分に出航しています。

●三笠ターミナル行き(復路)夏期ダイヤ:9:45、10:45、11:45、12:45、13:45、14:45、15:45、17:00  ※最終便のみ17:00なので注意!

冬期ダイヤ【11/1~2/28】では、15:45の便が減便されて、最終便は16:00になっています。

母ちゃん
母ちゃん

天候によって揺れ具合は変わりますが、乗船時間はたったの10分なので船酔いしやすい人には嬉しいですよね。

航行の迫力を感じたいなら、二階や船前方のデッキがおすすめ!冒険へ向かうワクワク感が湧き上がります。

逆に潮風や波しぶきを浴びたくないならば、室内の座席がいいでしょう。

猿島に行くのにかかる料金は?

三笠ターミナル/猿島ビジターセンターにはトイレや待合スペースの他に、観光案内所や軽飲食施設、お土産売り場もあり、出発前のひと時を楽しむことができます。

こちらで公園入園料往復乗船チケットを購入しましょう。

【横須賀市以外に在住の人】

大人:猿島入園料 500円 + 乗船料(往復)1,500円 = 2,000円

中学生:猿島入園料 250円 + 乗船料(往復)1,500円 = 1,750円

小学生:猿島入園料 250円 + 乗船料(往復)750円 = 1,000円

小学生未満は大人1名につき1名無料です(大人の人数を超えた場合、小学生料金を人数分適用となります)。

横須賀市在住の方は、別の料金設定があってお得になるので公式サイトをご確認くださいね。

母ちゃん
母ちゃん

乗船券と入園料は事前購入や予約購入はできません。当日現地販売のみです。

猿島でできること

猿島は宿泊施設がないので、日帰りのみ。数時間の滞在でできることは、次の通りです。

  • 島内散策 …… 自由散策はもちろんOKですが、猿島の歴史と自然を30分で堪能できる探検ツアー(600円)もあります。受付は猿島管理棟「Sarushima Welcome Center」で行います。
  • BBQ …… 道具のレンタルが可能です。食材を持ち込むこともできますし、猿島で受け取り可能な食材宅配サービスもあります。
  • 釣り
  • 磯遊び

管理棟とテイクアウトレストラン以外の施設はないので、自然をゆったりと楽しむことと歴史の名残を感じることがメインになるでしょう。

島内の散策コースをゆっくり一周しても、1時間ぐらいでした。勾配や階段の昇り降りはありますが、多少息が上がるくらい。子供や高齢者には程よいウォーキングコースですね。

猿島観光の体験レポート

実際に母ちゃん一行のコースを時系列でごレポートしますね。

11:30 三笠ターミナルから出航

結構なスピードで波しぶきが上がります。海風を頬に受けながら、10分程で到着しました。

お猿さんのウェルカムボードが出迎えてくれます。

桟橋を渡って島へ上陸です。

11:50 昼食

桟橋からほど近くに、ウッドデッキにテーブルと椅子が並んだ休憩スペースがあります。パラソルがあり、日差しを遮ってくれてありがたかった!

私たちはお手軽にマクドナルドを持ち込んで、ここで食べました。ゴミを捨てる場所もちゃんとありますのでご安心を。

●12:20 散策開始

散策コースの入口でおおまかな地図を確認して出発です。

山林を上がっていくと、海辺とは違った緑溢れる風景が目に飛び込んできます。他の山でのハイキングとは違い、レンガ造りの弾薬庫や兵舎跡が残されていて、ここが東京湾を守る要塞だった名残を感じることができます。

古びたレンガや石垣には苔が蒸して、シダが生い茂る様子は日常では見ることがない風景です。まるでアニメか映画の世界に迷い込んだかのよう。

草木で日差しが遮られて、涼しく爽やかな風を感じながら歩くことができました。

見どころのひとつは、全長90mに及ぶレンガ造りの長いトンネル。入口と天井がアーチ状で、内部は「フランス積み」という方式になっています。

中は薄暗くひんやりとしていて夏場は気持ちいい。日本ではないかのような景色に、すっかり魅了されてしまいました。

先へ先へと進むと、その昔砲台が置かれていたという台場を見ることができます。

散策ルートには 階段が整備されているので、勾配も上りやすいです。

たどりついた頂上部には展望台があります。老朽化が進み、内部に立ち入ることはできません。なんだかこれも映画のセットみたいです。

展望台広場からは、海の向こうに横須賀の街が見えます。こちらで小鳥のさえずりを聴きながら、20分ほど休憩しました。

●13:40 磯遊び

下へ降りて、子どもたちは磯遊びへ。波打ち際で石投げをしたり、貝殻集めをしたりして楽しんでいました。大人は岩場に腰かけて子供の姿を見守りながら、「Oceans Kitchen」からテイクアウトしたコーヒーを飲んでのんびり。

●14:45  猿島出航

滞在時間は3時間45分。十分に猿島を満喫することができました。

気軽に楽しめる無人島観光は子供連れのレジャーにおすすめ!

東京からそう離れていない場所に、こんなにも非日常的な光景が広がる自然豊かな島があるなんて驚きでした。

子供にとっては「船に乗って無人島へ行く」という体験自体が、もはや冒険です。大人にとっては森林のマイナスイオンをたっぷり浴びることができて、癒し効果が抜群の異空間。

遊歩道がしっかり整備されているので、歩きやすかったのもよかったです。(とはいえ、スニーカーが断然おすすめ!)

気軽に楽しめる無人島、猿島観光。この夏のレジャーにいかがでしょうか?